アドビのアップグレードポリシー変更への対応案

 
 アドビから「今後は過去3バージョンだけしかアップグレード対象にしない」という案内が出てしばらく経つが、やはり困るのはMac OS 9を使い続けているユーザが今後乗換えを考える場合だ。
  http://www.adobe.com/jp/support/upgrade_policy/
 
 Mac OS 9対応のPhotoshopはver7以前だが、Mac OS 9ユーザはまだまだver5やver6を使っている割合が高い。
 そして、現行のMac(Intelチップ採用のMac)を購入した場合、Classicを含めてMac OS 9が動かないため、必然的にこれらのバージョンのPhotoshopは使用できなくなる。
 
 ver6以前のバージョンを現行のCS2へのアップグレードする費用は約25,000円。
 来年初頭登場するであろうCS3へのアップグレードは出来ないため、買い直しで約10万円。
 
 それならCS3が発売されるまでに、駆け込みでCS2にアップグレードしておけば良さそうだが、CS2はUniversal Binaryでないため、現行のMac(Intelチップ採用のMac)ではRosettaによるエミュレーションで動かすことになる。これでも実用的な速度は出るようだが、せっかくIntel Macを導入するのであればネイティブ動作のアプリケーションにしたいというのが人情というもの。
 
 ではどうするか?
 とりあえずCS3が出るまでにCS2にアップグレードしておき、CS3が出ればそちらに改めてアップグレードするというのが最善か。
 この方法だとCS2はムダになるが、合計5万円くらいでアップグレードできるはず。それでも結構な値段ではあるが。
 
 ここでちょっと期待しているのがアドビがAcrobat8同様のキャンペーンを実施してくれることだ。
       ↓
  http://www.adobe.com/jp/acro7-8/
 このキャンペーンは、Acrobat ver4からver6のユーザがver7を購入すれば、ver8への無償アップグレード対象になるというもの。
 これと同様に、Photoshop CS3の発売が決定した時点で「いまCS2にアップグレードすればCS3に無償アップグレード」というキャンペーンを実施してくれれば嬉しいのだが。いや是非実施して欲しい!
 
 わしがMac OS 9を捨てられない最大の理由がこのPhotoshopのバージョンによるものなので、もしこのキャンペーンが実施されればIntel化のキッカケにはなる。