『マカロニほうれん荘』30周年

 
 書店でたまたま『EX35+』という雑誌が目に付いたので手に取ってみた。
  http://www.kobunsha.com/CGI/magazine/hyoji.cgi?sw=index&id=012
 
 35+というからには30代後半くらいをターゲットにしているのだろう。何より表紙の真ん中にドンと書かれた『1977』の文字が飛び込んでくる。そう、決して写真に目が留まった訳ではない。
 「1977年というと何があったんやったっけ?」と思いつつパラパラ眺めてみた。王貞治の756号ホームラン、キャンディーズ解散宣言、Apple II発売、そして『マカロニほうれん荘』の連載開始(少年チャンピオンの黄金時代)などなど。
 
 『マカロニほうれん荘』の連載がスタートしたのはちょうど30年前の4月。わし(1967年生)と同世代でこの作品が大好きだという人は多い。
 小学生だった当時、これよりインパクトを受けた作品はなかった。わずか2年の連載だったがもう神がかり的とも言える凄さだった。作者の鴨川つばめはこの作品で全精力を使い果たし(アシスタントも採らず、休みも無く一人で描き続けたらしい)、連載終了後しばらくは廃人のようだったと言う。作品自体の終わり方も、トップギアで走り続けた車が盛大にクラッシュするような感じだった。
 その後は様々な職業を点々としつつ時々作品を発表したりしているが、滅多にインタビューなどにも答えないなど世間との接触をほとんど絶っているので未だに人物像が良く分からない。
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B4%A8%E5%B7%9D%E3%81%A4%E3%81%B0%E3%82%81
 
 なにはともあれわしも来月で40歳。膝方歳三の年齢になった時も感慨深かったが、いつのまにやらきんどーさん(クマさん)と同い歳か。
 
 

マカロニほうれん荘 (1) (少年チャンピオン・コミックス)

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ドラネコロック (秋田文庫 4-4)

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