消費者は関心を持っているか?--次世代DVD戦争の行く末

http://japan.cnet.com/special/story/0,2000056049,20358925,00.htm
 
 米国の記事だがBD・HD DVD戦争の現状について具体的なデータが挙げられており実に分かりやすい。
 
  ・ワーナーの次世代DVD作品で最も売れたのは『300』で25万本
     300 <スリーハンドレッド>(Blu-ray Disc)
  ・BDとHD DVDの売上比率は65:35
  ・しかしDVDでは500万本売れており、次世代DVDの割合はわずか5%に過ぎない
 
 利用者はDVDの画質に満足しており、わざわざ高価で「どちらが残るかはっきりしない」ようなプレーヤーを買おうとは思っていない。
 DVDプレーヤーの「SD→HDアップコンバート」技術が比較的優秀であるのも足を引っ張っているようだ。確かに、SDであってもプログレッシブ収録されたDVDであれば解像度はかなり高い。これが見栄えよくアップコンバートできるのであれば、別にHDはいらないと考えるのが普通であろう。
 
 このブログでも何度か書いているが、多くの利用者にとって「画質」は重要な要素ではない。内容さえ面白ければ画質なんて見れれば十分だというのはYouTubeなどの例を挙げるまでもないだろう。