雨上がりの夜空に
ガンの転移が見つかって闘病生活を送っていた忌野清志郎が亡くなった。
特にファンだったという訳ではないが、あの独特の歌声は結構好きなのでラジオやレコード屋などでかかっているとつい聴き入っていた。
YMOファンとしては坂本龍一との共作である『い・け・な・い ルージュマジック』(1982)や異色ユニットHIS(細野晴臣+忌野清志郎+坂本冬美)などがまず出て来るが、個人的には高校の学園祭オーディションで誰かが演奏していたRCサクセションの『雨上がりの夜空に』を思い出す。校則などがかなり厳しい高校だったので、学園祭の出し物にも当然厳しい事前チェックが入り「あれもダメ、これもダメ」と何かと堅苦しかった。
そんな中でのオーディション。それ自体が画期的だということで会場(視聴覚教室)は学生でもうギュウギュウ。残念ながらどんな曲が演奏されていたかほとんど忘れてしまったが、会場が一番盛り上がった『雨上がりの夜空に』だけは鮮明に覚えている。歌詞が歌詞なので選考の先生方は渋い顔。そして当然、そのバンドはオーディションには落ちた。
・・・という訳で、YouTubeから矢野顕子とライブで共演した『ひとつだけ』を。この歌詞は今聴くと切ない。
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