事業仕分け(2)

 次世代スパコン開発費のほかロケット開発費やはてはIPS細胞の研究費まで、科学技術関連の予算がバッサバッサと削減されている。
 資源を持たない科学技術立国である日本にとっては、これらの研究が短期的な費用対効果費が見られなくとも長期的に重要であることは間違いないはずだ。
 本当にしかるべき専門家が、長期的な視点に立って判断しているのか?
 
 繰り返すが、大風呂敷を広げてしまった財源確保のためだけに、むやみやたらに事業切り捨てを行っていないか?
 選挙前の公約がどれもこれもヨレヨレになっている現状、それを取り戻そうとして余計に迷走していないか?
 「悪の官僚が生み出したムダを、正義の民主党がキレイに削減!」と大衆受けを狙っただけの過剰なパフォーマンスになっていないか?
 
 大いに不安だ。
 
 
(追記)
 次世代スパコンに関しては、説明者のプレゼンがヘタすぎたというのもあるようだ。
  http://slashdot.jp/article.pl?sid=09/11/17/0414257
 しかし、わざとプレゼンがヘタな人を説明員にさせたという見方もあってややこしい。
 
(追記2)
 「政治主導」なのかと思っていたら、財務省が仕分人にちゃんとマニュアルを作ってくれていたと発覚。なんじゃそりゃ。
      ↓
 ■事業仕分けで極秘マニュアル=財務省の視点を指南−政治主導に逆行・行政刷新会議
  http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009111700618&j1