意外と知らないバージョン表記・数字の豆知識

http://www.atmarkit.co.jp/fjava/column/andoh/andoh51.html
 ソフトウェアのバージョン表記には確かに紛らわしいものが多い。
 正式版になる以前のブラウザやOfficeソフトなどがよく「ベータ版」として公開されていたりするが、良く見ると「アルファ版」とか「RC版」とかもあったりして、その違いに混乱している人も多いかもしれぬ。
 また、Windowsのようにバージョン番号が連番だったり西暦年だったり記号だったりとマーケティングの都合でコロコロ変わるモノも多い。
 
 いや、正確に言えば「Windows95」とか「WindowsXP」とかは製品名であってバージョン番号ではない。
 代表的なものをいくつか挙げると以下のようになる。
 
  バージョン番号  製品名
  3.1        Windows 3.1
  4.0        Windows 95
  4.1        Windows 98
  NT 5.0      Windows 2000
  4.9        Windows Me
  NT 5.1      Windows XP
  NT 5.2      Windows Server 2003
  NT 6.0      Windows Vista / Windows Server 2008
  NT 6.1      Windows 7 / Windows Server 2008 R2
 
 Windows7は決してWindowsのバージョン7ではなく、Vista(バージョンNT6.0)の改訂版(NT6.1)であるということだ。
 
 さて、コラム内ではバージョン番号の順番チェックに関する注意点も書かれているが、直近で思い出したのはFalsh Playerのバージョンチェック問題。
 2年くらい前、Falsh Playerのバージョンが9から10に上がった際に見れなくなるサイトが続出したが、これはサイト制作者が2ケタのバージョン番号を想定していなかったというものだ。バージョン10をバージョン1として認識してしまい、バージョンチェック用に仕掛けたプログラムが「Flashのバージョンがめちゃくちゃ古い」と判断してしまうというものだったが、もしかしてFlashってバージョン番号は文字列型としてしか扱えなかったりするんかなぁ?