政治主導？

　政治主導とやらを強化すべく与党は国会法の改正を目論んでいるが、現政権のヨレヨレ具合を見ていると悪い冗談にしか思えん。
　
　先週、鳩山総理は沖縄に駐留する米海兵隊の抑止力について「政権を掌握する中で、野党の時代には見えなかったものが見えてきた」と発言して日本中を呆れかえらせていたが、これに対して評論家の櫻井よしこも「野党の前には政権与党、それも最大勢力の田中派にいたではないか。24年間もの議員生活で一体何をやっていたのか？」と突っ込んでいた。実際、首相になるまでこれといった実績もないみたいやけど。(なってから実績があるかどうかは置いといて)
　
　口蹄疫対策についても然り。迅速に動いていれば被害はもっと抑えられたはずなのに、宮崎を中心として牛・豚を8万頭以上も殺処分する事態にまで至ってようやく政府は「全額補償します」と金で解決を図ろうとしている。もちろん補償も必要だが、税金は政府が好きなように使える財布だと思ってるんじゃなかろうな。
　
　税金といえば「財源はあります」と豪語していたにも関わらず史上最大の赤字国債発行、そして財源の目途もないのに参院選対策で子ども手当を強行採決。(海外に子どもがいる外国人への支給制限がないなど不備の多さを指摘されながら)
　
　強行採決といえば一昨日の公務員制度改革法案。公約で挙げていた公務員の人件費2割カットはどこへ行った？
　
　公約違反といえば・・・これはもう言い出すとキリがないな。
　
　
　とりあえず国会法が改正されれば、政府与党が法案を通しやすくなる。
　そのままの流れで『裏マニフェスト』とも揶揄される3点セット「外国人参政権、夫婦別姓、人権擁護法案」も強行採決か？
　
　参院選で民主党が負ければ少しは流れも変わるかもしれんが、小沢幹事長は「なーに、去年みたいに俺がチョロッと泣いて幹事長だけ辞めれば勝てるだろう」などと考えてるんやろか？もしかしたら今年はセットで「鳩山総理、泣いて総理辞任」なんていうパフォーマンスも見れるのかもかも。