もし日本が外国から侵略されたらどうするか

 内閣府がそんな調査をずっと行っていたとは知らなんだ。
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  http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-bouei/2-5.html
 
 直近(平成21年)の調査ではこうなっている。
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 ・何らかの方法で自衛隊を支援する(自衛隊に志願しないものの、あらゆる手段で自衛隊の行う 作戦等を支援する):49.6%
 ・武力によらない抵抗をする(侵略した外国に対して不服従の態度を取り、協力しない):23.0%
 ・一切抵抗しない(侵略した外国の指示に服従し、協力する):8.1%
 ・自衛隊に参加して戦う(自衛隊に志願して、自衛官となって戦う):6.2%
 ・ゲリラ的な抵抗をする(自衛隊には志願・支援しないものの、武力を用いた行動をする):1.9%
 ・分からない:10.1%

 
 この調査の存在はこちらのコラムで知ったのだが、筆者は「分からない」と答える人がだんだん減っている傾向を危惧している。
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  http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1009/27/news021.html

 しかし、これは危険なことではないだろうか。外国から侵略されたらどうするかという問いに、何らかの抵抗をするという単純な答えをするのではなく、「分からない」と答える国民がたくさんいることが日本という国の特徴であり、魅力であると考える。

 
 確かに「争いごとを避けて穏便に済ませたい」と考えるのも日本的な美徳かもしれない。
 でも、この質問を「あなたの親族や友人に命の危険が迫ってきたらどうするか」と、より具体的にしたらどうだろうか。そうなるとさすがに「分からない」と答える人はいないだろう。
 
 あ、もしかしたら「選択肢の中に『話し合う』がないぞ!」などと怒りつつ「その他」の意味合いで「分からない」を選んだ人とかもいるのかも。