10年ぶりのでんでんタウン

 大学の先輩が脚本書いた芝居を見に、恵美須町へ。
 大阪日本橋でんでんタウンの裏通り(?)にある小さな劇場だったので、芝居を観たあと久しぶりにでんでんタウンをウロウロしてみた。
 
 でんでんタウン。一応説明しておくと「関西の秋葉原」だ。
 80年代中頃(高校生の頃)から1999年までは月に2〜3回行っていたが、引っ越しを境にパッタリと行かなくなってしまっていた。まぁ、91年から99年までは大阪市内に住んでて職場も市内だったが、その後厚木を経て和歌山なので大阪市内に行くこと自体めっきり減ってしまった。
 ネットでも買い物はできるし、近くにも大型の家電量販店が沢山出来たのでますます足が遠のいていたというのもある。
 
 しかし・・・久しぶりにウロウロしてみるとやはり楽しい。
 10年前とは随分様変わりしてしまったところは寂しさも感じるが、それでも80年代から変わってないようなところも残っており、そこかしこで懐かしい気分になる。
 極め付けはサウンドパル共電社。ここは中高生の頃、今は亡き父に連れられてよく行ったが・・・ぜんぜん変わってへん!
 ホームページ(http://www.kyodensha.com/)にもフロアの写真がいくつか載っているが、なんというか70年代80年代そのまま。当時のオーディオブランドのロゴがそこかしこにあるし、手書きの案内も味がありすぎる。
 最上階はレコード売り場で、父はだいたいここでいつもクラシックのLPを吟味していた。
 残念ながらこのフロアはもう無かったが、まだ壁に色褪せたジャケットがいくつか貼ってあったりして当時をちょっと偲ばせた。
 
 とにもかくにも、共電社が変わってなかったのは嬉しかった。