“中国ジャスミン革命”の実現性 - ツイート1本で100人以上を拘束した当局の大慌て(日経ビジネス)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110228/218661/
 中東で連鎖的に起きている民主化革命のきっかけがインターネットだったことから、中国はネット規制をこれまで以上に強めている模様。
 これまでも「天安門」など民主化に関係しそうなキーワードは全て検閲対象だったが、今や「ウーロン」や「プーアル」まで規制対象らしい。(ジャスミンの隠喩で使われることを恐れて)
 
 貧富の格差の指標「ジニ係数」は「暴動が頻発するレベル」の0.5を超え、現に官民衝突や集団抗議などの件数は2005年で8万7000件だったものが現在は10万件を超えていると推計されているようだが、情報が統制されていることを考えると実数はもっと多いとも考えられる。
 
 だが、米国に次ぐ世界2位の規模を持つ軍隊(300万人)を共産党が完全に掌握し、さらに国内に向けて2100万人規模といわれる治安維持体制を保持していることから、中東と同様の革命は難しいというのが記事の見方だ。 
 しかし記事の冒頭にある『中国映画史上最高の興行成績を上げた今年のお正月映画』の内容があまりに現在の中国の状況を暗示しているようで驚く。これ、今なら絶対に検閲に通らんな。