「Mac OS X」→「OS X」
夏頃リリースされる予定の新しいMac用OS『OS X Mountain Lion』、内容的にはiOS 5との連携を強化したモノとなるようだが、OS名から『Mac』が取れた意味がやはり気になる。
http://www.apple.com/jp/macosx/mountain-lion/
http://ascii.jp/elem/000/000/672/672387/
http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1202/16/news098.html
・ver10.4 Mac OS X Leopard
・ver10.5 Mac OS X Snow Leopard
・ver10.6 Mac OS X Lion
・ver10.7 OS X Mountain Lion
15年くらい前のMacを知っている人なら1997年に『Mac OS』という名前が登場した際の騒ぎも覚えているはず。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Mac_OS
それまでアップルは、Macを『Macintosh』というハードとOSのパッケージ製品として売っており、OSの存在をあまり前面に出すことはなかった。もちろんOSのアップデート版は売っていたが、あくまで「システムのアップデートです」という感じで地味なものだった。
それが1997年に『Mac OS 7.6』というパッケージ商品となり、ここからOSの単体販売が普通におこなわれるようになった。次のMac OS 8では大々的に発売イベントなんかもやっていた。
OSが明確に分けられるようになった理由は互換機の販売を許可することによるものだが、同時に起動時のメッセージが「Welcome to Macintosh」から「Mac OS 7.6」に変わってしまったことがMac好きの間で大騒ぎとなった。
互換機の販売は短い期間だった。ジョブズが復帰して止めさせたのだが、その後もMacの起動メッセージが元に戻ることはなかった。
なお最新のMac OS X LionではOS名も無くアップルロゴだけになった。これはシンプルで良いな。
↓
http://www.alessioatzeni.com/mac-osx-lion-css3/
今回、晴れて(?)Mac OS Xは『OS X』となった訳だが、この OS X という名前がiOSの最初の名前だったことを考えると(OS X → iPhone OS → iOS)、いろいろとその深いところの意味を考えずにおれない。