電気用品安全法は「新たなる敵」か (ITmedia)

http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0602/20/news013.html
 
 小寺信良氏のコラムはいつも分かりやすい。
 相変わらずネット上では喧々諤々の「電気用品安全法」に対し、氏は錯綜する情報をうまく取りまとめ、冷静に分析している。
 非常に参考にはなるが、やはり釈然としないものは釈然としない。
 
 ごく少数の不心得物が存在するために多くの人間が迷惑を被る事例のひとつだと捉えればこの法律の存在意義も理解できるのだが、それでも困る人にとっては非常に困る法律であることには変わりない。
 ビンテージ楽器やフィルムの映写機などは新製品が存在しないため代替が利かず、現在でも入手や維持が困難な状況がさらに加速するのはほぼ間違いない。いくら文化的に価値があろうとも数の上では圧倒的マイノリティになるため一律切り捨て、という部分はどうしても受け入れがたい。
 
 なんとかうまい落としどころは無いものか?今しばらくは無意味にヒステリックになることなく、状況を注視してゆきたい。
 とりあえず氏のコラムの後編にも期待。