スネ夫は携帯を持つべきか

 
 産経新聞の記事から。
  http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0901/06/news099.html
 
 TVアニメ『ドラえもん』は今年で放送30周年。(その前に他局で放送されていた分を合わせるともっと長い)
 原作は1970年スタートなので実に38年もの間親しまれてきたことになる。
 
 SFではあるがベースになるのは「子供の日常」なので、実情とあまり乖離していると不自然になる。
 スタッフも「スネ夫には携帯を持たせるべきか」などといったことを常に検討しているらしい。
 
 ただ、『ドラえもん』は初期の作品をいま読んでみても、それほど古臭いと感じることはない。これは藤子・F・不二雄の作品全般で言えることだが、時代を経ても作品が陳腐化しないようにかなり注意を払っていたのだろう。
 星進一も作品が時代遅れにならないよう注意深くテーマや言葉を選んでいたと聞く。
 
 長く愛される作品には、こういった何気ないようで重要なことに多大な労力がつぎ込まれているのだろう・・・と月並みな感想を抱いてみる。