ご紹介します。マウスです。
月刊アスキー1985年9月号から。
まだマウスという機器が珍しかった時代の、マイクロソフト純正マウスが登場した際の広告。
マイクロソフトのロゴが古いとか、マウスひとつで25,000円もしたのかと色々発見があるが、それよりも以下の点にも注目したい。
(1)販売元がアスキー。当時まだマイクロソフトの日本法人がなかった。
(2)Excelの前身であるMultiPlanの広告も載っている。
(3)CANDYの広告が載っている。
「CANDY?なんじゃそれ?」と思う人も多いかもしれない。
当時アスキーでアルバイトをしていた大学生、中島聡が作ったCADソフトで、氏はこのソフトの売り上げで家を2件建てたらしい。・・・いや、それは置いといて、中島聡氏と言えばその後NTTを経てマイクロソフトに入社し、Windows95やInternet Explorer3,4といった現在のマイクロソフトの主流ソフト開発を主導した人物である。(氏の著作『おもてなしの経営学』(http://ascii.jp/elem/000/000/108/108136/)にある、Windows95のデモ版をビル・ゲイツに対してプレゼンした話は非常に面白いので興味があれば一読を。)
いまWindowsやInternet Explorerを使っているのであれば、そのルーツの一端がこの広告にあるのだと思ってもらえれば。