クラウドに対するモヤモヤした不安

 クラウドコンピューティングに関する話なんてそっちこっちに溢れかえってるし、敢えてここで触れることもなかろう。
 仕事でも触らざるをえない状況になってきてるのだが、実際かなり大きな期待がある反面モヤモヤした不安が入り混じって、未だハッキリ考えがまとまらんというのもあるのだが・・・。
 
 大きな期待は、もちろんハードウェア(サーバ)を管理する煩雑さから解放されること。バックアップと復旧作業、冗長化などの障害対策、電源容量確保に停電対策、空調管理に設置スペース確保、あとライセンス管理にピーク負荷見積もりに、より高性能なサーバへの移行作業etc・・・これらから解放されればどんだけ楽になることか。
 
 直接的な不安はコストなどだが、漠然とした不安はハードウェアが自分の手から離れてゆくこと。期待している内容と見事に相反するが、いずれコンピュータのハードウェアを自分で管理することがとんでもなく贅沢なことになるかもしれん。
 サーバだけでなく、家庭で使うパソコンなどもやがて高速な無線ネットワーク機能とブラウザだけを備えた端末みたいなモノになるのかも。というか既にそういう方向に向かいつつあるが。
 そうなると確かに便利やし、故障とか盗難とかのリスクを考えても安心できて良いのだが、なんかそれはそれでちょっと寂しい。