分解してわかった、アップルの“常識”はずれなこだわり(日経デザイン)

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110615/274109/
 経営者がデザインに対してどれだけコストをかける意志があるかが肝要で、現在の日本メーカーにはそれが無いと結論づけられている。
 かつてそれがあった事例として本田宗一郎が生きていた頃のホンダを挙げているが、ソニーもそうだろう。今年の4月に亡くなった大賀典雄の時代までは、カセットテープのケースと同じサイズのウォークマンだの、CDケース3枚分サイズのディスクマン(CDウォークマンの初期はディスクマンというブランドだった)だの、パスポートに隠れるサイズのビデオカメラ(TR55)だの、当時としてはとんでもない製品が多くあった。野暮ったいデザインばかりの国内パソコン業界にVAIO NOTE 505が与えた衝撃も大きかった。
 アップルに復帰して間もない頃のジョブズが「ソニーのような企業を目指す」と言っていたこともあるが、それも15年くらい前の話。