10年後も観たい!DVD&CD 正しい作り方(日経PC Online)
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20110609/1032282/
日経PC Onlineでは年に一回くらいこの手の特集があるが、今回もリンクしておこう。
何は無くともデジタル記録メディア寿命に関する原則。
↓
・ハードディスクは壊れやすい
・DVDなどは扱いが荒いと10年持たない
・フラッシュメモリの内容は5年で消える
子供の成長記録など、無くしたら2度と手に入らないモノを守るにはどうするか。
保存の原則はやはりこれ。
↓
・2種類以上のバックアップを、別の場所に残す
で、記事の中に「DVテープの映像はDVDにコピーして残そう」というのがあったが、これがちょっと気になった。
まず、DVDよりテープの方が(ちゃんと保存すれば)記録メディアとしては長寿命。(再生装置の確保は問題になるが)
そして、画質は確実に落ちる。DVテープの映像というのがハイビジョンで無ければビットレートは25Mbpsだが、これをDVDにすると最高画質のXPモードでも10Mbps程度になる。見た目はそんなに変わらないかもしれんが、大切な記録であればできるだけ元の形のまま残しておいた方が良かろう。具体的には、PCに取り込む際にDVストリーム形式で保存できるソフトがあれば良い。
上記「2種類以上のバックアップを、別の場所に残す」のルールに従って、(1)テープ(2)DVストリーム形式のファイル(3)閲覧用のDVD、の3つあれば安心できる。(2)のデータをBDなどにバックアップしておけばさらに安心。
・・・と言いつつも、まず「DVストリーム形式で保存できるソフト」の確保が最近は難儀だったりする。
Macの場合、標準装備のiMovieがバージョン6まではDVストリーム保存に対応していたのだが、2008年に出たバージョン7から非対応になってもた。
http://www.macdtv.com/GuideToDTV/beginners/01-01-6-WorkFlow.html
実際にDV取り込みを行うと明らかに画質が劣化するため、これで困ってる人は結構多い。FCEかFCPを買えば対応できるが、それだけのために買うというのも辛い話。