10年後も大丈夫?

 さて、DVD-Rなどの記録メディアの寿命については何度も何度も書いているが『日経PCビギナーズ』にまた気になる記事があった。


【ビデオ編】大切な映像は光ディスクに残せば安心&快適!:写真、本、ビデオ、音楽 正しい残し方
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/knowhow/20110810/1034565/
子どもの成長記録や懐かしのテレビ番組など貴重な映像は、市販のプレーヤーで楽しめる「DVDビデオ」で残しましょう。

 
 引っかかったのは「10年後も大丈夫」という見出し。
 DVD-Rの寿命は10年くらいと言われているので間違ってはいないが、子供の成長記録とか10年そこらでええのん?消えてもたらもう二度と手に入らんで。
 さらに10年というのは丁寧に扱った場合で、扱いが悪いと(特に小さい子供が触る場合とか)1年持たんぞ。
 
 本当に大事な記録ならバックアップ(コピー)は必須だと明記しとかないと。
 そしてバックアップした記録メディアは、できれば密封容器に入れて光が当たらんところに保管。こうすれば30年くらいは持つらしいので、15年か20年おきぐらいに改めてコピーすればまだ安心できる。
 デジタル記録はコピーしても劣化しないのがメリットだが、アナログ記録のように徐々に朽ちてゆくのではなく、ある日突然消滅するのが怖いところ。