Gatekeeperに対する不安
■アップルの次期OS X「Mountain Lion」開発者向けプレビュー版--注目の新機能を解説(CNET Japan)
http://japan.cnet.com/news/commentary/35014510/
ダウンロードファイルの検証やブロックリストなどの、OS Xが持つ既存の機能に加え、Gatekeeperはユーザーがアプリの配信元を選択することを可能にする。もし、まったく危険を冒したくないのであれば、Mac Storeのアプリだけを選ぶこともできるが、より自由を望むのであれば、どんなサードパーティのアプリでも許可するように指定できる。この選択は、「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」で設定できる。
iPhoneやiPadのようにアップルが承認したアプリ以外は実行させないようにできるということは、利用者の立場で言えば安全が担保されるので良いことである。
しかし、これは「アップルが承認しないアプリ = すべて危険なアプリ」という流れになっていくのではないかと不安になる。
「パソコンはプログラムを作る道具」という考えがどうしても根底にあるので、できればプログラミングを特別視せず、より多くの人が気楽にプログラミングを始められるようになって欲しい。しかしGatekeeperはその溝をさらに広げるように思えてならない。
パソコン、そしてスマートホンやタブレットがこれだけコモディティ化した現状では、これをプログラム作成の道具と捉える人の割合は少なくなる一方だろうが、新たに「プログラミングしよう!」と思い立った人に対するハードルが上がらないようにして欲しいと切に願う。
以上、30年まえ電器屋に並んだPC-8001に以下のような他愛もないコードを入れて動いた時の感動を未だに覚えているオッサンの戯言でした。
10 INPUT A
20 INPUT B
30 PRINT A + B