民主党が国旗を切り刻んだ問題について

 8/17の党首討論で話題にあがった民主党の国旗パッチワーク問題(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/290845/slideshow/213519/)について、さすがにネットでも批判的な意見が大半だが中には「厳密に何かの法律に違反した訳でなし」「自分の所有物をどう加工しようが自由」などという斜に構えた意見も見られる。
 
 いや、これは単純に「常識の問題」だろう。学生がイベントでやったとかならまだしも、次の政権を担うつもりの政党がやることではない。
 
 実際に党首討論で行われたやりとりは以下の通り。

麻生総理:
最後にもう一点。鳩山代表に申し上げておきたいことがあります。
去る8月8日、鹿児島県内で開かれた民主党の集会のことであります。
壇上に大きな民主党の党旗が掲げられておりました。あの赤い丸が上下に二つ並んだ形であります。しかしこれをよく見ますと、それは日本の国旗、日の丸の旗を切り刻んで上下につなぎ合わせておられます。私の支援者から報告が寄せられておりましたんで、「そんなことはないだろう」と一応言いました。これは民主党のHPにも写真が載っております。確かに載っておりました。
私は、国家の象徴としての国旗を切り刻む、そのようなことがあったとは、正直信じたくはありません。日本の国旗を切り刻むという行為が、どういうことだということなのか。私にはとても悲しく、これは許しがたい行為だというように思っております。上が日の出、下が水面に映る朝日を象徴しておる。それが確か民主党の党旗だったと記憶しますが、その下の方は真円になりますんで、国旗ですと、それをわざわざシワシワにして、並べてかけてある。姑息だと、私は正直思いました。多くの方々からこの投書が寄せられているということだけ申し上げて、時間だと思います、終わらせて戴きます。
 
鳩山代表
それから民主党のマークは確かに国旗を切り刻んで作れるかもしれませんが、そんなけしからんことをやった人間がいるとすれば、そのことに対して大変申し訳ないといいう思いをお伝え申し上げたいと思います。それは国旗ではなくて、我々としてもある意味で我々の神聖なマークでありますので、マークをきちんと作らなければいけない話だったと思っております。

 ちなみにこのニュース、産経新聞以外ではほぼ取り上げられていない模様。