最新CPUでも重いH.264

 日経WinPCインテルの最新6コアCPU『Core i7-980X Extreme Edition』のレビューが載っているが、ハイビジョン動画の変換処理はこのクラスでもやはり重たそう。
  http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100312/345689
 
 テストの内容は以下の通り。

ペガシスの動画エンコードソフト「TMPGEnc 4.0 XPress」を利用したテスト。映像ソースはHDVカメラで撮影した、1440×1080ドット、1分間(1800フレーム)のMPEG-2 TS形式のファイル。グラフ中の「H.264」は、テンプレートで「MPEG4-AVC」を選択した後、プロファイルをHigh、サイズを 1920×1080、フレームレートを29.97として、平均 6Mbps、最大9Mbpsの2パスVBRエンコードした。「WMV」は、「Windows Media Video 9 Advanced Profile」を使用し、1920×1080ドット、アスペクト比16:9、そのほかは初期設定で処理した。

 
 結果はこちらだが、1分の動画を変換するのになんと4分43秒もかかっている。
   ↓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20100312/345689/?SS=imgview&FD=728007557&ST=platform
 
 TMPGEncはマルチコアを効率的に使うソフトなので、ハイパースレッディング対応6コアのCore i7-980X EEであれば見かけ上12コアをフル活用するのに、それでもこの結果。
 既存のCore i7は当然それよりも遅く、たとえば920だと8分25秒もかかっている。これがCore2 Duoになったらさらに倍以上?やっぱりまだまだCPUによるハイビジョンの変換は重たいので、スパーズエンジンのようなハードウェアエンコーダに頼るしかないのか。(でもMacには対応してないしなぁ)