ある家電店で見かけたビデオカメラ購入のやりとり

 大阪のある大型家電販売店でビデオカメラを眺めていたら、隣に70歳くらいとおぼしき男性がやってきて店員の若いにいちゃんに声をかけた。
 
 男性はソニーの新型HDDビデオカメラXR500V(http://www.sony.jp/products/Consumer/handycam/PRODUCTS/HDR-XR500VXR520V/)をやおら指差して一言。「にいちゃん!これもらうわ!」
 
 えらく決断が早い人やなと思ってたら、次に「ところで・・・旅行に持って行きたいんやけど、これ(録画が)一杯になったらどないするんや?」とのたまった。そしてここから話がややこしくなる。
 
  店員「ハードディスクに記録するタイプとなりますので、ブルーレイディスクレコーダーか、パソコンに移して戴くことになります。もしくは専用のDVDライターを使っていただくことになります。」
  男性「?? 旅行にそんなん持って行ったら荷物になるがな。」
  店員「いえ、30時間ほど録画できますのでお帰りになってから移されれば大丈夫です。」
  男性「そうか。じゃあこれもらうわ。」
  店員「ありがとうございます。」
  男性「で、一杯になったらどうするんやったっけ。」
  店員「ブルーレイディスクレコーダーかパソコンに・・・」
  男性「ブルーレイってなんや。もうちょっと丁寧に説明してくれへんと分からんわ。」
  店員「ブルーレイと言うのはですね・・・」
 
 ずっと聞いててもしゃあないのでその場は離れたが、こんな調子で10分以上やりとりしてはった。その後どうなったのか知らんけど店員が別の商品の紹介をし始めてたところを見ると、多分あの男性は別のモノ(DVDかテープ式)を買うたんやないかと思う。
 
 HDDタイプのビデオカメラはメディア交換とかいらんところは楽やと思うけど、その後がややこしいわな。家電として考えるとやはりブルーレイディスクレコーダーとセットにするしかなかろうて。