節分。鬼を怖がる長女

 さすがに5歳の長男は鬼のお面を怖がることはないが、2歳4カ月の長女はまだまだ怖がる。
 わしや長男がかぶってると分かってるのに怖がって逃げ回る。
 お面をとると「おとうちゃんやー」ゆうてニコニコしながら近づいてくる。かぶるとまた逃げる、の繰り返し。
 
 去年は部屋の隅にお面が置いてあるだけで「こぁい・・」と言って近づこうとすらしなかったが、今年は自分でお面かぶったりするので多少は進歩してるか。
 
 「鬼さん、そのへんまで来てるんとちゃう?」とからかってみると長男は「そんなん、来ぇへんよ!」と、からかわれてるんやと理解しつつも、ややビビっている。
 長女は本気で怖がって、おかあちゃんにしがみついて顔をうずめている。
 
 ところで最近は小分けでパックに入った豆とか売ってるんやね。これならパックごと部屋に撒いても、あとで食べられる。
 外には普通の豆を撒いたが、室内にはこのパックの豆を撒いた。
 で、長男は「年の数だけ食うてええんやな?」ゆうて豆を5パック食べた。食いしん坊の長女も2粒(数え年なら4粒か)で我慢できる訳もなく、結局年齢の5倍は食った。
 恵方巻きを食ってる時も誰も黙ってなんかおらん。長男と長女はかぶりつきながらアホ顔比べで張り合っている。
 
 そんなこんなで節分はまぁ、子供と遊ぶイベントだということだ。